台湾的金銭感覚を身に付けて、台湾元を使いこなす方法

台湾ドル(台湾元)も変動相場制なので、為替レートは毎日変わる。買いたいものが安いか高いか、いちいち電卓や頭の中で計算するのはかなり面倒である。

簡単に計算しようと1:3や1:4のどっちだろうと思っていると、1:3.5で悩んでしまったりするし、そもそも国によって物価が異なるので、日本の自分の金銭感覚のまま外国の物価を判断すること自体あまり意味がなかったりする。

手っ取り早く現地通貨に慣れる方法

台湾で生活すると体感的に現地レートがあるのに気付く。

日本人なら台湾元にゼロを一つ足すとよい。

台湾通貨は、1元から1000元まである。

1元は日本円で10円くらいの価値であり、ちなみに公衆電話で1元から通話できるのは、日本の10円からとほぼ同じ。

台湾で一番大きな金額の紙幣は1000元。日本円では10000円。従って、台湾元1000元は10000円と考える。

この感覚で台湾元を使えばいいのである。

一つゼロを足すだけでよいこの方法のメリット

ほとんど計算らしいことをしていないので、単純明快に値段の把握ができるだけでなく、値段も覚えやすい。

特に価格を比較するために何店舗か見て回る際に威力を発揮する。電卓片手にレートを計算しながら見て回ると、前に回った店の値段がいくらであったか、きれいに忘れていることがある。

価格比較なだけに致命的な欠点である。

しかし、このゼロ一つ足すこの方法だと、ほぼ日本円と同じように覚えられて、しかも、忘れにくく、相場観を養えて、混乱もしない等のメリットが多々ある。

台湾にも中流家庭があれば上流家庭もある

日本でも一万円を千円のように使える恵まれた家庭があるくらいで、同じ金額でも各人の金銭感覚にはばらつきがある。

このゼロを一つ足す方法の場合、その金銭感覚は台湾での倹約に努める中流家庭か、それ以下の家庭になるくらいなので、倹約しながら台湾を旅行するなら最適レートである。

但し、せっかく台湾に行くのであれば、この金銭感覚に金額を上乗せして考えるとより楽しめると思われる。

街中の「自助餐(セルフサービスの総菜屋)」で5,60元くらいの昼食弁当から1000元越えのランチまであるので、あまり固執しすぎると、行けるレストランの選択肢が狭められてしまうからである。