[1990年代の台湾] 自然美重視の台湾女性

台湾人女性がおしゃれする場合、一番目に気を遣うのが服装で、続いて肌、髪、爪であり、化粧は後回しするすっぴん女性が多い

女性のおしゃれは、服と人任せ

台湾人女性は、服装のおしゃれに関心が高い人が多いようである。

喫茶店に打ち集って、舶来品だの、ニューモードだのと、見せ合いはしゃぐ女性達に、中には服装に大金を注ぎ込む人がいる。

衣服にお金を投じる反面、ノーメイクの素顔でいる人が多い。化粧には今一歩消極的な印象である。

但し、肌、髪、爪は入念に手入れするようである。フェイス部分のスキンケアでエステティックサロンは大繁盛である。また、シャンプー或いはマニキュアするためだけに美容院に行く人も多い。

色白肌に憧れる

「色の白いは七難隠す(一白遮百醜)」という謂は、日本ではほとんど聞いたことがないが、台湾では時々聞くほど、白い肌への願望は強い。真夏日には折からの暑さもあり、強い日差しをしのげる涼しい日陰や建物内に逃げ込む。自分から日焼けしようとする女性は、ほぼいない。

腋の手入れはしない

容姿端麗の美女が小走りに車道に出て手を挙げて、タクシーを捕まえようとしている。また手を挙げた。一瞬、目を見張る。脇下には腋毛が見え隠れする。

容姿端麗の美女が小走りに車道に出て手を挙げて、タクシーを捕まえようとしている。また手を挙げた。一瞬、目を見張る。脇下には腋毛が見え隠れする。

日本人から見ると、見慣れないので、驚きを感じるかもしれないが、脇下の手入れは国によって異なり、正解もない。台湾には台湾の生活習慣があり、日本と異なる点があっても不思議はない。

また、台湾では長時間吊革につかまったりする遠距離通勤などが少ないのが一因であろう。基本的に通勤に時間をかけたくない人が多く、バイクや車を利用する人が多いのである。

現在、台湾女性は化粧にそれほど時間をかけないようで、依然として自然美重視で、化粧をしたとしても薄化粧の傾向にあるようである。脇の手入れは、身だしなみとしてそれなりにされている人が多いようです。