[2020年版]台湾タクシーの乗り方のポイント

タクシーの外観的な特徴

一般的なタクシーは黄色です。

しかし、Uberや貸切ハイヤーの場合、黄色ではない普通車であることもあり、ちょっと戸惑うこともあります。

一般的なタクシーの料金

台湾のタクシー料金は、地域や都市によって計算方法が異なります

以下は、一例ではありますが、台湾各地のタクシー料金(2020年12月27日時点)を記載します。

出典: 写真AC

利用地域

初乗り(距離/料金)

距離加算(距離/料金)

時間加算(時間/料金)

台北市

新北市

基隆

1,250m/70元

(夜間: 20元加算)

200m/5元

80秒/5元

桃園

1,250m/90元

200m/5元

80秒/5元

新竹

1,250m/100元

(夜間: 1,250m/120元)

200m/5元

80秒/5元

苗栗

1,250m/100

(夜間: 1,250m/120元)

250m/5元

3分/5元

台中

1,500m/85元

(夜間: 1,500m/105元)

200m/5元

2分/5元

嘉義

1,250m/100元

(夜間: 1,250m/120元)

250m/5元

2分30秒/5元

台南

1,500m/85元

(夜間: 1,250m/85元)

250m/5元

3分/5元

(夜間: 2分30秒/5元)

高雄

1,500m/85元

(夜間: 1,250m/85元)

250m/5元

3分/5元

(夜間: 2分30秒/5元)

宜蘭

1,250m/120元

300m/5元

(夜間: 250m/5元)

2分/5元

(夜間: 1分40秒/5元)

花蓮

1,000m/100元

(夜間: 834m/100元)

230m/5元

(夜間: 192m/5元)

2分/5元

(夜間: 1分40秒/5元)

(引用: 台灣大車隊公式ウェブページ)

初乗り料金からバラつきがあります。

夜間時間帯の23時から翌朝6時までと、春節(台湾のお正月)には料金がいずれも割増になります。

また、電話による迎車料金とトランク使用料はいずれも廃止されたようです。

タクシー利用上の2つの注意ポイント

女性単独の夜間利用はひかえる

まだ明るくて周りの状況が見える昼間ならともかく、夜間に女性が一人で利用するのはおすすめできません

どうしても利用しなければならない場合、宿泊先がホテルならスタッフに呼んでもらったり、コンビニで呼べるタクシーには女性専用で利用できるサービスがあるので、これらを利用しましょう。

運転が荒いことがある

これはタクシーに限ったことではありませんが、台湾ではときどき運転が荒いドライバーを見掛けます

これを当たり前と受け止めるか、拒否するかは自由ですが、どうしても遭遇してしまう可能性があることはあらかじめ知っておいた方がいいと思います。

私の場合、どうしても我慢できずに途中で降車したことはありませんが、必要時には用事ができたので、そこで降ろしてと言って停車してもらってもいいと思います。

なお、万が一降車する場合、そこはタクシーが拾えそうな場所であるか判断してからの方がよいでしょう。

タクシーの乗車から降車まで

乗車時に周囲に注意

タクシーに乗車するときに注意したいことがあります。

目の前に停車したときに慌ててタクシーに走り寄らない。

台湾はバイクが多く、しかもむちゃな運転をする人もいるので、走ってくるバイクがないかどうか見た方がいいです。

ドアは手動で開閉

乗車するときにドアは自分で開けなければなりません。

やはりこのときも周囲にバイクがいないことを確認して開けて下さい。

スピードを出しているバイクがいると、わずかな時間で状況が変わります。

乗車したらまた自分でドアを閉めます。

行き先を告げるコツ

ドライバーに行き先を告げるときには、日本語や英語は通じないと思っていた方がいいです。

カタカナで書かれた華語も所詮日本語でしかありません。

残念ながら、どれだけ熱心にはっきり丁寧に発音したつもりでも、全く通じません。

相手が理解できる情報を与えるのに徹するのがいいです。

そんなときには行き先が書かれたメモ書きや名刺などの紙がよいようです。

アナログですね。笑

スマホ画面とかだと、少し触れただけで画面がかわったりして時間の無駄になります。

小さなホテルや商店だとわからないでしょうから、住所がいいでしょう。

ナビ付きのタクシーならすぐにナビで検索してもらえます。

ドライバーに伝えるプロセスを短くしたい場合、「〇×路と×〇街の交差点」のように道路の交差地点を伝えると早く理解してもらえます。

シートベルトを締める

ドライバーからシートベルト着用を促されることがなくても、シートベルト着用は義務ですので、自分からすすんで締めた方がいいでしょう。

料金メーターの稼働を確認

最近は、メーターを回すドライバーが圧倒的に多い印象です。

念のためなのですが、料金メーターが稼働したかを確認してみるのもいいでしょう。

なにより安心感につながりますからね。

出典: 写真AC

一方通行が多い

台湾はどんなに道幅が広くても一方通行の箇所が多いです。

たとえ目的地から一時的に遠のいたと思っても、一方通行のためにやむなく遠回りすることもありますし、渋滞回避の抜け道利用も考えられます。

話好きの運転手が多い

台湾人は人との距離が近しくて、気軽に話しかけてくる運転手が多いです。

日本人にとってうざいと感じる人もいるでしょうが、そこはお国柄の違いなので、理解しましょう。

ときどきプライバシーに踏み込まれ過ぎて、月給額まで聞かれることもありますが。笑

支払い

クレジットカードを使えるタクシーもあります。

しかし、御存知とは思いますが、カード払いの場合、ドライバーが手数料を負担しなくてはならないので、あまりいい顔をされないかもしれません。

運賃が少額の場合、現金の方が喜ばれるでしょう。

その場合、おつりが出ないように少額紙幣を用意しておくとよいでしょう。

チップは不要ですが、あげたい場合はぜひどうぞ。

降車時が一番危険

台湾のタクシードアは自動ではないので、降車時にも自分で開けるのですが、その際に後方からバイクがすり抜けてくる可能性大です。

なお、台湾は日本と違い右側通行です。

降車する場合、日本と反対側の右ドアからが鉄則です。

何気に左側ドアを開けて危険なめに遭った日本人を幾度も目撃しました。

目的地到着時に最も気がゆるみがちです。

運転手にお礼を言いながらサッとドアを開けた瞬間が一番危険です。

必ず後方の安全確認をしながらドアを開けて下さい。

今、開けても大丈夫かなと思いながら、そろりと開けるのがいいでしょう。

これは自分と他人の身を守るためでもあります。

そして、降車したら必ずドアは閉めて下さい。

まとめ

台湾では周囲の交通状況に最大限に注意を払って下さい。

状況の変化は、目まぐるしく劇的に一瞬にして変わる可能性があり、それは日本の比ではありません。

また、他の大衆交通機関と違い、前の人に倣っていればなんとかなるものと違います。

タクシーは、乗り慣れれば行動がよりアクティブになり、使い勝手はとてもいいです。

台湾のタクシーをより快適に使うには、日本のタクシーとの差異を事前に頭に入れておくだけで、対処できる範囲や速度が違ってきます。

そして、便利で安い台湾のタクシーを存分に活用してください。

なお、特にタクシーの乗降時の注意に関しては、タクシーだけでなく四輪車両全般に適用できます。

また、台湾のタクシーについて、全てをまとめた次のような記事がありますので、御覧下さい。

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