この記事の前半では台湾のタクシーが5種類あること、そして、後半ではそれぞれの利用法を説明します。
重要なことは、5種類のタクシーの特徴をよく理解して、1種類だけではなく、上手に使い分けることです。
それでは、タクシーの種類や利用法などを順に説明していきます。
台湾で利用できるタクシーの種類、利用法、注意点
台湾でどんなタクシーが利用できるかを最初に頭に入れておきましょう。
そうすれば、状況に応じて使い分けができるようになります。
流しのタクシー
街中を走り回って乗客を拾うタクシーです。
ボディーカラーは黄色です。
どうりで「小黃」という愛称で呼ばれるわけです。
※ちなみにゴキブリは「小黑」です。笑
利用法
空車を見つけて挙手して乗車します。
空車ならフロントガラスに空車ランプが点灯しているのですが、明るい昼間には見えにくいので、タクシーが走ってきたら、とにかく手を挙げて、乗車アピールをします。
一発で捕まえられるとは限らないので、遠慮はいりません。
また、走ってくるタクシーの台数が多い場所なら、自分がこれだと思うきれいで新しそうなタクシーを狙っても大丈夫です。
意に反して、呼んでもいないタクシーがとまったとしても、無理してまで乗車しないで、パスしても構いません。
注意点
ときにはちょっとした気配りも必要になります。
交差点付近やバイクで混雑した道路脇でタクシー待ちしない方がいいです。
ドライバーが停めづらく、事故になりそうな場所では、相手にされずそのまま通り過ぎることが多いです。
自分がドライバーになったつもりで、ここなら停車しやすいと思える場所に移動して、タクシー待ちした方が早く捕まえられます。
付け待ちタクシー
空港、駅前、デパート前に設置したタクシー乗り場に整列停車して待機するタクシーです。また、ホテル玄関付近で待機していることもあります。
利用法
タクシー乗り場に行けば乗れます。
注意点
付け待ちタクシーに見えても、前出の空港、駅前など、ランドマークでないところでは要注意です。
例えば、中長距離バスのバス停です。
バスを降りると、あちこちから声を掛けられます。
このようなタクシー乗り場でもないところでドライバーがたむろして呼び込みをしているタクシーには乗車しない方がいいと言われています。
乗車してもメーターを回さなかったりする、ぼったくりである可能性があるようです。
でも、荷物が多い場合や、右も左もわからない場所の場合、途方にくれるのも事実です。
そこで、そんなところでタクシーに乗車したい場合、先ずは彼らから離れた場所に移動して流しのタクシーを捕まえた方がいいです。
また、付け待ちとは言えないかもしれませんが、街中でも無線タクシーが出番待ちで待機・休憩している場所があり、そこからも乗車できます。
ただし、この場所は近隣住民しか知らない場合も多く、繁華街から外れた交通量が少なくて道幅の広いことが多いですが、見つけたら利用してみるのもありです。
無線タクシー
電話やコンビニ端末からの呼び出しに応じるタクシーです。
利用法
タクシー会社に電話をかけるか、コンビニ端末で呼び出します。
代表的なタクシー会社2社と提携しているコンビニ名です。
- 台灣大車隊 (TEL: 55688)
- 全家便利商店(ファミリーマート系列)
- 大都會計程車(TEL: 55178)
- 7-11統一超商
- OK超商(サークルK系列)
- 萊爾富超商
注意点
電話の場合は日本語対応なしですし、コンビニ端末の場合は(台湾の)携帯番号の入力が必要です。
それさえクリアできれば大いに利用したいタクシーです。
アプリタクシー
スマホにインストールしたアプリから呼べるタクシーです。
利用法
先ずはアプリをダウンロードするところから始まります。
評判のよいアプリは次の4種類で、ダウンロード数が多い順に列挙します。
Uber
呼叫小黃
台灣大車隊(※前出の無線タクシー会社の一つ)
Uberについては、次の記事に使用感など書きましたのでご参照下さい。
Uberタクシーを利用するには先ずアプリが必須 先ずはスマホにアプリをインストールするところから始まります。 Uberタクシー・アプリ・ダウロードリンク このアプリのインストールから設定までを次の記事にまとめてあります。 [sitecar[…]
注意点
アプリによって登録タクシー台数が少なく、郊外にタクシーがいなかったり、街中すら混雑時にはタクシーがなかなか来れずに待たされる欠点があり、流しのタクシーをつかまえた方が早い場合があります。
貸切タクシー
いわゆるハイヤーですから、ドライバー付きの自分専用車です。
日本語ドライバーの予約もできます。
また、決められたコースを走行するプランや、リクエストに応じてコースを作成してくれるプランがあります。
予約すれば、迎えに来てくれるので便利です。
料金は一般のタクシーに比べて高くなりますが、広範囲な移動、買物で荷物が多い、郵便局に立ち寄って郵送するなど、さまざまな利用価値を見出せます。
利用法
日本出発前にネット予約できる業者を次に列挙します。
- KK Day
- VELTRA(ベルトラ)
上記の無線とアプリのタクシー会社「大都會計程車」と協力したプランもあります。
日本出発前に電話予約が必要な業者は下記です。
- JCB(※「JCBプラザコールセンター」に電話)
JCBカードで支払いとクーポン提示でSpecial Priceの優待があるそうです。
注意点
事前に予約や決済をした場合、キャンセル可能日に注意する。
まとめ
台湾には次のような5種類のタクシーがあります。
- 流しのタクシー
- 付け待ちタクシー
- 無線タクシー
- アプリタクシー
- 貸切タクシー
利用するタクシーを1種類に限定しないで、それぞれのタクシーの特徴を考えながら状況によって使い分けるのがいいです。
急ぎなら流しタクシー、安全性を考慮するなら付け待ちか無線タクシーかアプリ、小回りをきかせたいなら貸切というのが目安になると思われます。
また、台湾のタクシーについて、全てをまとめた次のような記事がありますので、御覧下さい。
この記事では、台湾のタクシーとどのように付き合っていくかをまとめてみました。 出典: 写真AC タクシー使用のハードルを下げる まず、身につける知識として、なぜ台湾でタクシーなのかを解説する記事を御覧になり、台湾のタクシーについての[…]